意外と簡単！お味噌汁の具は栄養たっぷりのしじみできまり！

「一汁一菜あればいい」という言葉があるように、近年では和食の定番である『お味噌汁』を1日1杯飲むことで、毎日の健康作りが出来ると見直されています。
お味噌汁は365日四季折々の具材を楽しむことができ、野菜や魚介にお肉と、組み合わせ次第でレシピを無限大に広げることも出来ます。そんな具材の中で外せないのが貝類のしじみ。栄養価も高く、また二日酔いにも効くということで幅広い世代から人気を集めています。
今回は、そんなしじみのお味噌汁を簡単に美味しく作れる方法をお教えします。しじみを扱ったことがない方も、これを期に作ってみて下さいね！

 

意外と簡単に作れるしじみのお味噌汁

美味しいお味噌汁を作るには、昆布やカツオのような“だしの素”を使いますが、しじみを使う場合はその必要がありません。しじみはグルタミン酸やコハク酸という旨味成分を豊富に含んでいるので、だしの役割を果たしながら具材にもなることが出来ます。
しじみの砂抜き作業さえ済んでしまえば、お味噌汁作りはとても簡単。しじみを火にかけ、貝の口が開いたら火を止めお味噌を溶き入れる。仕上げに青ネギや三つ葉などの彩りを添えれば完成となります。まさに三行レシピ！他の具材よりも火の通りが早いので、忙しい方もパパッと作れる栄養価の高いお味噌汁となっています。

 

しじみの砂抜きは外せない工程

美味しいしじみのお味噌汁を作るには「砂抜き」の工程は絶対に外せません。ジャリっと口の中で砂を味合わないためにも、少し面倒に感じてしまうと思いますが頑張りましょう。ほぼ放っておくだけなので、慣れてしまえばなんてことはありません！

◯しじみの砂抜きの仕方◯
しじみの砂抜きは、擦り洗いしたしじみを塩分濃度1％の食塩水（1Lの水に対し10gの塩）に1時間〜6時間ほと浸すことから始まります。ここでのポイントは、しじみがきちんと呼吸出来るように食塩水の量を調節することです。しじみがひたひたに浸るくらいの量がちょうど良いですよ。

ちょうど良い塩分濃度・食塩水の量はしじみの動きを活発にさせ、体内に溜まった砂をしっかりと吐き出させてくれます。これで、ジャリっとしたお味噌汁を作ることがなくなりますよ。

 

しじみを冷凍保存しちゃおう！

「しじみのお味噌汁は飲みたいけど、毎回砂抜きするのは大変」

忙しい方なら特にそう思うのは当然ですよね？そういった方にお勧めしたいのがしじみの冷凍。冷凍保存しておけば、買い物に行けない日でも、深酒した次の日に急に飲みたくなっても、パパッと簡単に美味しいしじみのお味噌汁を作ることが出来ますよ。

「鮮度や風味が落ちてしまうのでは？」という心配があるかもしれませんが、実はしじみは冷凍することによって体内に持っているコハク酸などの旨味や、オルチニンのような栄養素が増加します。冷凍しじみは、いざという時のストックになるだけではないんです。

しじみの冷凍保存は簡単です！

砂抜きしたしじみをしっかり水切りし、ジップロックなのに小分けして密閉状態にして下さい。あとは冷凍庫に入れるだけ。しじみは冷えすぎるとせっかくの成分が減少してしまうので、しじみが入った袋は新聞紙などで包んで、開閉が頻繁に行われる位置で保存するようにしましょう。

ちなみに冷凍しじみの調理法ですが、こちらも非常に簡単です。なんと沸騰したお湯に冷凍しじみを入れるだけ。解凍したり、生しじみのようにゴシゴシ洗い直す必要はありません。なぜなら、洗うことでせっかくの旨味や栄養分が流れてしまうからです。

面倒な工程が省ける冷凍しじみって本当に便利です！

 

しじみと相性抜群の具材

冷凍保存してしまえば、他の具材に比べて時短で作れてしまうしじみのお味噌汁。シンプルにしじみだけでも美味しいですが、時間に余裕がある方は他の具材と組み合わせて、一味違ったしじみのお味噌汁を楽しんでみてはいかがでしょうか？

しじみと相性が良い具材としてお勧めなのは、“しめじ”や“なめこ”のようなキノコ類、お豆腐、お麩、ネギやミョウガなどです。

またワカメなどの海藻類とも非常に相性が良いので、昆布でだしを摂ってお味噌汁を作ると、さらにしじみの旨味を引き立たせることが出来るのでお勧めです。

具材の組み合わせは無限です。季節の食材や好みの具材と組み合わせて、自分だけのしじみのお味噌汁と発見して下さいね！

 

忙しい方は冷凍しじみでパパッと作っちゃおう！

下処理の面倒さで、日々の献立にとり入れづらいと思われがちなしじみですが、今回ご紹介した方法でストックしておけば、他の具材よりも時短で美味しいお味噌汁を作ることが出来ます。

しじみは冷凍保存した方が旨味なども増すので、時間があるときに多めに仕込んでおくこといいでしょう。冷凍保存しておけば、忙しい方でも簡単に栄養価の高いお味噌汁を飲めますし、具材の組み合わせの幅も広がるのでお勧めです。