しじみのお味噌汁を作るとき、貝をいつ入れたらいいのか迷ったことはありませんか?
水から入れて茹でる人と、お湯が沸いてから入れるという人にわかれますが、どちらのほうが美味しいしじみのお味噌汁になるのでしょうか?
生のしじみや冷凍したしじみをお味噌汁に入れるタイミングについて、こちらで詳しくご紹介しています。
この記事を読むと、しじみや貝類をいつ入れればいいのかがわかり、自信を持ってお味噌汁を作ることができるようになりますよ。
しじみのお味噌汁は水から?お湯から?
しじみのお味噌汁は赤だし派と白味噌派にわかれますよね。
それと同じくらい意見がわかれるのが、しじみを水から入れるのか、お湯が沸いてから入れるのかです。
はたしてどちらのほうが正しいしじみのお味噌汁の作り方なのでしょうか。
しじみや貝類を使ってお味噌汁を作るときは、
・しっかりと出汁を取りたい場合は、貝を「水から入れる」
しじみが小さくて食べにくい場合などは、水から入れて貝出汁をしっかりととったほうが、美味しいお味噌汁になります。
・貝の身も十分味わいたい場合は、貝を「お湯が沸騰してから入れる」
大きめのしじみやあさり、はまぐりなど貝も美味しく食べたい場合は、沸騰してから入れることで貝のうまみや食感が身に残って美味しくいただけますよ。
どちらをメインに味わいたいかで使い分けましょう。
しじみのエキスが十分に出た出汁を味わいたいときは水から入れて、身も味わうときはお湯からと覚えておいてくださいね。
冷凍しじみの場合はお湯が沸いてから?
これで1つ疑問が解消しましたが、冷凍のしじみを使う際は貝を入れるタイミングが変わってきます。
冷凍のしじみを使う場合は、お湯が沸いてから入れるようにしてください。
しじみは冷凍保存することで半年くらいはもちますし、旨み成分のグルタミン酸やオルニチンが増えるといわれています。
ご家庭でたくさん購入して冷凍するときは、しっかりと砂出しをしてよく洗ってから1回分ずつ小分けにして密閉し、冷凍庫に入れておきましょう。
また時間のないときには市販されている冷凍しじみを使うと、手間も省けて手軽にお味噌汁が作れるのでとても便利ですよ。
そして冷凍しじみを使ってお味噌汁を作るときは、旨みが逃げないようサッと水で洗って「お湯が沸いてから」しじみを入れるようにしましょう。
冷凍の場合は、水から入れてしまうと貝が開かないことが多いので、必ず沸騰してから入れるように気をつけてくださいね。
しじみの貝出汁が美味しいお味噌汁のレシピ
ではしじみを入れるタイミングがわかったところで、生のしじみを使った貝出汁がとっても味わい深い、しじみのお味噌汁の作り方をご紹介していきます。
お味噌はお好みの種類を使って作りましょう。
冷凍のしじみを使う際は、お湯が沸いてから入れてください。
材料
・しじみ 200~250g
・水 500ml
・お好みのお味噌 大さじ2
・昆布 5cm角の大きさのものを1枚
・お酒 大さじ1
・粉山椒、ねぎ 少々
1.しじみが重ならないように口が広くて浅い容器に並べ、0.5%ほどの塩水に浸して砂出しをします。(水1リットルあたり約5gの塩を入れる)
新聞紙などを上に被せて暗くして、冷蔵庫に3~4時間ほど置いておきましょう。
水ではなく少し濃い目の塩水に浸けることによって、旨み成分が増えますし砂も出やすくなります。
時間があるときは砂出し後、塗れ布巾などをかぶせて常温で3時間ほど置いておくことで、さらに旨み成分が増えて美味しさもアップしますよ。
2.砂出しをしたしじみを、殻をこすり合わせてしっかりと洗いましょう。
このときに塩でこすって洗うことで、殻のぬめりやしじみの生臭さをとることができます。
3.水500mlにしじみと昆布を入れて、5分以上かけてゆっくりと沸騰させていきます。
ゆっくりと沸騰させることで、それぞれの旨みをじっくりと出していきましょう。
灰汁が出てきたら丁寧にすくってください。
4.お湯が沸いてきたら火を弱め、殻が開いてから1~2分ほどで昆布を取り出してください。
もし砂が出ていたら、別のお鍋にしじみを移し、だし汁を茶こしなどでこして取り除いておきましょう。
5.鍋に再び火をつけてお酒を入れ、お好みのお味噌を少しずつ溶きながら入れていきます。
ぐつぐつと煮てしまうとじしみの身が固くなり味が落ちてしまうので、沸騰する直前で火を止めてお椀に入れましょう。
お好みで、ねぎや粉山椒を入れてお召し上がりください。
まとめ
しじみのお味噌汁を作るときは、貝の美味しいエキスが出たお出汁を味わいたい場合、貝を水から入れましょう。
少し大きめのしじみなど貝のそのものを味わいたい場合は、お湯が沸いてから入れると貝の中の旨みが逃げず、美味しくいただけます。
せっかくのいいお出汁が出たお味噌汁も、砂がジャリジャリすると美味しさが半減してしまいますので、しっかりと砂出しをしておくことも大切なポイントです。
これからは自信を持って、美味しいしじみのお味噌汁を作ってくださいね。

美噌元コラム監修。株式会社諸国美味。
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著書
2013年に「味噌汁専門店の 具だくさん味噌汁100」を監修。
2018年に「味噌汁専門店のおかず味噌汁100」を監修。
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