人気の味噌汁の具をコラボ!しじみとなめこの美味しい味噌汁の作り方

しじみのお味噌汁と、なめこのお味噌汁はどちらがお好きでしょうか?どちらも美味しい、どちらも好きという方も多いですよね。実はこの二つの具材を両方使った、美味しいお味噌汁は簡単に作ることができるんです。コラボお味噌汁をおいしく作るための、しじみとなめこそれぞれの具材の下処理のコツをご紹介します。

 

しじみってどんな材料?上手な下処理方法とは?

しじみは、濃い旨味が特徴の貝です。美味しい旨味があるだけではなく、体に良いということで注目されています。
しじみが体に良いといわれる理由はその高い栄養価にあります。
アミノ酸、ビタミンB12などたくさんの栄養が含まれる中で、話題になっているのがオルニチンです。
オルニチンは、アミノ酸の一種です。
肝臓でアセトアルデヒドの働きを助けるためアルコール分解に役立ってくれます。
また疲労回復にも一役買ってくれる頼もしい栄養素です。
そのしじみをお味噌汁に入れる際におこなって欲しいのが、旨味をひき出す下処理です。
まず、しじみの貝に着いている砂を洗い落としましょう。
その時、水道の真水で洗うと旨味が抜けるので、1.0%の食塩水で貝殻をこすり洗いします。
また、砂抜きをしていないしじみは、ひたひたの量の食塩水にしじみを入れて冷暗所に4時間ほどおいて砂抜きをしましょう。
食塩水の濃度は0.5%程度。
水200mlに対して塩を小さじ1/6程度加えることで作れます。
この下処理を行うことで、しじみの旨味を活かしたお味噌汁を作ることができます。

 

なめこの特徴と上手な下処理方法

独特の粘り気のあるなめこは、秋から冬にかけてが旬の食材です。
大きなものは焼いて食べることもありますが、お味噌汁との相性は抜群で、よく食べられています。
そして、なめこにもしじみと同じく、体にやさしい栄養素が含まれています。
それが、コンドロイチン、βグルカン、ナイアシンです。
コンドロイチン、βグルカン、ナイアシンは美肌効果が期待できるほか、風邪やインフルエンザ予防に役立ちます。
また、血圧を下げる働きもあり高血圧を防ぐことも期待できる食材です。
そのなめこですが、傷みやすいことでも知られています。
スーパーなどで購入をしたら早めに調理しましょう。
下処理の際は洗い過ぎないのがポイントです。
さっと水で洗い汚れを落とす程度に留めましょう。
理由は、ぬめりのなかにある旨味成分や栄養を失ってしまわないようにするためです。
旨味たっぷりのなめこは、手に入れたら『早めに調理・素早く水洗い』がおいしく食べる下処理のポイントです。

 

おいしいしじみとなめこのコラボお味噌汁を作ってみよう

しじみとなめこのそれぞれの下処理が終わったら、いよいよコラボレーションさせる番です。
しじみとなめこのお味噌汁の作り方は、
①しじみに水を加えて火にかけます。
②しじみの貝が開いたら、砂が出ていないかどうか最終確認します。
③お好みで出汁を加えます。
④なめこを入れてひと煮立ちさせます。
⑤味噌を溶いてさらにひと煮立ちさせてできあがりです。
②でお鍋に砂があるようなら、茶こしなどでこすといいでしょう。
お鍋の中のしじみを一度別の容器に移すとスムーズにお汁をこすことができます。
③のお出汁は、だし昆布を一緒に煮てもいいですね。
なめこは生では食べられません。
なめこに火を通すタイミングは④の時しかないので、火が通るように意識してください。

 

しじみとなめこのお味噌汁を作る際のポイントとは?

しじみの出汁をひき出すには、お水からじっくりと火を入れていくのがポイントです。
時短で作りたい時もありますが、しじみのお味噌汁を作る際には、ぜひゆっくりと火にかけてください。
その際に出たアクは丁寧に取り除きます。
しじみから美味しい出汁が出ているので、お味噌は控えめで大丈夫です。
お味噌を控えることで、減塩にもなって体に優しいお味噌汁ができあがります。
また、お味噌はお鍋の中で直接とかないようにしましょう。
お味噌をお鍋の中に直接入れてしまうのは、溶け残りの原因になります。
味にムラができることを防ぐためにも、直接溶かないようにしましょう。
その時に使えるのが、お味噌汁を飲む際に使うお椀です。
お椀に熱い出汁を入れ、その中でお味噌汁を溶いていきます。
こし網を使わずにムラのないお味噌汁を作ることができますよ。
最後に、お味噌を入れた後にもポイントがあります。
それは、お味噌汁を煮立たせないことです。
お味噌汁は沸騰させてしまうと、香りや旨味が飛んでしまいます。
せっかく作ったのに、最後に味が落ちてしまうのはもったいないですよね。
お味噌を入れた後は、煮立たせる直前のふつふつした状態で火を止めるようにしてください。

 

まとめ

しじみのお味噌汁、なめこのお味噌汁どちらも美味しいですが、今回はそのお味噌汁の人気具材コラボのレシピを紹介しました。共に独特な具材でもあるので、上手に仕上げるために下処理のコツを抑えて美味しいお味噌汁を作ってくださいね。

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