出産内祝いの手紙!いただいてうれしい文例は?

出産内祝いを親しい人たちからもらって、お礼の手紙を書くとき自分の言葉で書いた方がよいとわかっていても、どのように書いたらよいかわかりません。そのようなとき、どのような点に気を付けて書いた方がよいのか
詳しくご説明します。

 

出産内祝いの手紙の書き方マナー

出産内祝いの手紙の書き方にはマナーがあります。まず、一番大事なことは「お返し」という気持ちで文章を書いてはいけないし、「お返し」という言葉を使うことはタブーです。

自分は赤ちゃんができて幸せいっぱいでも、ストレートに喜びを表現することもいけません。喜びを少し押し殺し、相手の配慮を忘れないようにしましょう。

また、相手の立場を考え子供のいない夫婦や、結婚していない人など1人1人頭に顔を描きながら、相手に失礼のないように書くことが大切です。

また、友達で冗談やジョーク・軽口が言える間柄でも、お祝いの言葉なので押し付けの言葉、ネガティブな表現やきつい表現は控えましょう。
だからと言ってむつかしい言葉や言い回しは必要ありません。相手に「ありがとう!」を伝える気持ちで書くことが必要です。

特に目上の人や上司の人にはマナーを守って書いた方がよいでしょう。お友達で親しい人の場合は、ある程度マナーを守りつつ堅苦しくならないようにします。

「贈る」「送る」の意味をよく理解した上で間違いないで使いましょう。

贈る:この文字には心をこもったものを「おくる」という意味があります。敬意・愛情・祝福・感謝を表す

送る:この文字はものを「おくる」という意味があります。荷物や手紙を「おくる」などを表す

頭語で「前略・草々」は親しい中でもおめでたい時には使ってはいけません。

前略:最初の挨拶を省略させていただきます
草々:用件のみで手紙を終えて申し訳ありません

の意味があります。ですから、お祝いをもらってあわただしく終えることは、訪問して挨拶もしないで家の中に入り込むのと同じになります。

 

出産内祝いの手紙を出す時期

出産内祝いの手紙を出すタイミングは、届いて3日以内に出すのが一般的です。それ以上遅くなる場合は電話を入れ後から礼状を出すことがよいでしょう。

封書でなくても葉書でもよいのでできるだけ早く出すことで真心が伝わります。

電話だけで済ませるのはよくありません。電話は後に残らないので、必ずお礼状を出すようにします。

 

出産内祝いの手紙を書くときは忌みの言葉はタブー

そのほかに忌み言葉を使うのはタブーとされています。

連絡を断つ 連絡がつかない
スタートを切る 新たに出発する
気に病む 気にする
月日が流れる 時が経過する
ほほが落ちる 格別のおいしさ
諦める 受け入れる
避ける 距離を置く
四・九 死・苦しむのを連想させるので使わない
左上記の言葉は右のように言い換えて使いましょう。

 

出産内祝い・手紙の文例

職場の仲間の方へ

謹呈
深まりゆく秋、皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。
この度は長男の誕生に際し、すてきなベビーカーをいただき誠にありがとうございました。ちょうどほしかったこともあって夫婦とも喜んでおります。
おかげさまで〇月〇日〇gの長男が誕生し、健やかに育ってもらいたい願いを込めて○○(名前+読み方)と名付けました。母子ともに健康に毎日を過ごしています。
これからは新しい家族のため仕事にまい進する覚悟でおります。皆様方には産後の休暇をいただくため、ご迷惑をおかけいたしますが何卒よろしくお願いいたします。
なお、ささやかでございますが、内祝いの品を別便でお贈りいたしました。ご賞味いただければ幸いです。
皆様のご健康をお祈りしつつ、お礼申し上げます。
敬白

〇〇〇〇年〇月〇日
中村 武志
真帆
友人へ

こんにちは!
スポーツの秋、いかがお過ごしでしょうか?
先日は○○(名前+フリガナ)の誕生に対して、かわいいベビー服をお贈りくださりありがとうございました。長女に着せましたらとてもよく似合いさっそく着用させていただいています。
なれない育児に戸惑いながら、子供を授かった喜びをかみしめて子育てをしています。
経験のある〇〇様にご相談することもあると思います。これからも人生の先輩として、子育ての先輩としてご指導くださいますようよろしくお願いいたします。
本日ささやかな内祝いをお贈りいたしました。お納めください。
季節柄ご自愛くださいませ。
かしこ

親戚へ

拝啓
神無月となりましても、まだまだ昼間は暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか?
この度は長女の誕生に際し、温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
〇月〇日〇gの長女〇〇(名前+呼び名)を出産しました。名前はだれからも愛されるようにと想いつけました。おかげさまで母子とも健やかに過ごしています。
心ばかりの内祝いを別便でお贈りいたしました。ご笑納いただければ幸いです。
近くにお越しのおりは、長女の顔を見にお立ち寄りください。
季節の変わり目です。ご自愛くださいませ。
敬具

 

まとめ

出産内祝いの手紙を書くときは、マナーを守って書くことは大事ですが、あまり格式にこだわって書くより、マナーを知りつつ自分の言葉で書くことが大事です。

お返しという気持ちではなく、いただいた感謝の気持ちが書かれていれば相手に通じます。

しかし、目上の人や上司の人たちにはある程度格式ある書き方をしたいものですね。