内祝いを贈りたい!値段はどれぐらいがいいの?

 

内祝いの予算を立てるとき値段の設定に迷います。多くの方からお祝いをもらうのは嬉しいですが、内祝いを贈るとき相場を知らないと恥をかくことにもなります。また、思わぬことが相手にとって失礼になることもあります。

 

内祝いの一般的な値段を知って予算を組み立てたいですね。

 

今回は内祝いの値段にスポットをあててご説明します。

 

そもそも「内祝い」って何?

以前は内祝いというのは身内で起こるおめでたい出来事に対して、身内や近所の人たちを招いて喜びを一緒になってお祝いしました。

 

しかし、時代とともに簡素化されお祝いを頂いたお礼の品物を贈るようになったのです。

 

内祝いは以前の「おすそ分け」の意味があり、近年は「お返し」の意味が強くなってきています。

 

ですが、あくまでも喜びを分かち合う意味合いが強く「ありがとう」の感謝の気持ちが大事です。

 

お礼状でも「お祝いを頂いたお返し」という「お返し」言葉は絶対に使ってはいけません。

 

内祝いの値段の相場は?

3分の1から半返しが一般的です。多数の人に内祝いをするとき、半返しと3分の1の予算では金額的に大きく異なります。

 

内祝いの値段の相場は?

 

・「半返し」が一般常識です。お品で頂いたばあいは金額がハッキリしないので3分の1くらいになってしまうこともあります。

 

・一般的に高額なお金やお品を頂いたとき、半額でなくて3分の1かそれ以下でも構いませんが、もらう相手にもよるので注意しましょう。

 

・少額で頂いてもお返しはした方が良いです。ただ「お返しはいらない」という人は贈らなくて良いですが、お茶を飲みに行った時などには支払うなど工夫すると良いです。

 

内祝いの原則として、もらいっぱなしはありません。何らかの形で補いましょう。

 

お祝いで高額なお金や少額のものをもらった場合の内祝いの相場は?

半返しが一般常識とされていますが、人間関係によりそれは崩れてきます。親しい人間関係で若い家庭を助けようと思っている人もいます。

 

上司や親戚の目上の人が高額なお品や現金をくださるときは、少し甘えるくらいの気持ちで3分の1からそれ以下にしても構いません。半額で返すと失礼になることもあります。

 

高額なお品や現金をくださる人で「お返しはいらない」といわれる人には、違った方法でお礼をするか3分の1以下のものを贈っても構いません。

 

例えば相手の記念日にプレゼントしたり、旅行に行ったときにお土産を持参したり、して近況報告するなどして誠意をみせます。

 

ただ、社交辞令で「お返しはいらない」と言われる方もおられるので、ご両親や配偶者とよく相談して、相手の性格を見極めて対応される方が良いでしょう。

 

友達や同僚から高額な現金をもらうときは、半返しで一般常識を守った方が間違いありません。

 

内祝いの金額的相場

・1000円前後/500円前後

・3000円前後/1500円前後

・5000円前後/2500円前後

・1万円前後/5000円前後

・3万円前後/15,000円~10,000円

・5万円前後/15,000円前後からそれ以下

・10万円前後/30,000円前後からそれ以下

 

となります。親戚や職場では一般的なルールを決めているところがあります。よくご両親や職場の先輩に聞いてから配偶者と相談して決めることです。

 

内祝いにどのようなものを贈ったらいい?

内祝いに贈る商品の前に贈ってはいけない品物をご紹介します。

緑茶 香典返しの定番・九州の一部では縁起が良いと結納のときに使う
陶磁器・ガラス食器 結婚祝いでは割れるを連想させるので嫌う人もいる
クシ 昔からゴロが悪く苦や死を連想され嫌われる
ハンカチ ハンカチは縁切りの代名詞
踏みつけるイメージ・目上の人に贈るのは失礼
肌着・靴下 肌身に着けるものは生活苦を連想させるので目上の人に贈るのは失礼
刃物 ナイフやハサミなど刃物類は縁切りを連想・一部の地域では慶事に用いられる
筆記用具・ビジネスバック 「より仕事をしなさい」という意味合いがあるので、目上の人に贈るのは失礼
現金 現金でお祝いをもらい現金で返すのはマナー違反

上記は一般的な縁起を担いたものです。本人が欲しいといわれれば、これにこだわることはありません。金券はもらって嬉しい内祝いのランキングでは上位です。

 

贈って喜ばれる内祝いのランキング

 

1.カタログギフト

2.タオル

3.金券

4.食品などの消耗品

5.食料品以外の消耗品

近年のカタログギフトなどは充実してきています。金券だと少し失礼かな?と思われる方などには、相手が欲しい商品を選ぶことができ、贈る方も頭を悩まさないで贈れるので年々需要は高まっています。

 

金券もカタログギフトと同じ双方に都合が良いです。食品や食品以外の消耗品や商品は、相手の好みがあるので必ずしも喜んでもらえるとは限りません。

 

タオルも人気が高いですが、日ごろから付き合いの多い家庭では、内祝いにタオルばかりもらうので嫌われる方もおられます。

 

特に年配の付き合いの多いご家庭は、タオルは喜ばれないでしょう。

まとめ

内祝いのマナーは人間関係をスムーズにする上でとても大切です。近年はネットでも苦情を書き込まれる方もおられます。

 

社会常識のマナーを踏まえて、内祝いをより確かなものとして活用し利用してはいかがでしょうか?