今さら聞けない!出産の内祝いのしのマナーは?

 

 

赤ちゃんの誕生はいつだって嬉しいもの。特に自分の子供が生まれると言葉で言い表せれない気持ちになりますよね。

赤ちゃんの誕生に合わせて、たくさんの人からもらうのが誕生祝いです。お祝い金や様々な赤ちゃんグッズは見ているだけで幸せな気分になります。

しかし、貰ってばかりは失礼ですし、何かお返しするのがマナーです。誕生祝いのお返しをいわゆる出産内祝いと呼びます。今回は内祝いで送る「のし」や「水引き」、「メッセージカード」の書き方などについて詳しく紹介します。

 

そもそも内祝いののしとは一体何?

 

出産の内祝いについて聞いた事はあるけど、どのようなルールやマナーがあるのかは分からないですよね。特に初めてのお子さんの場合は、今までに経験がいない人も多いと思います。

本来、内祝いは身内で起こったおめでたいことに対して喜びをお裾分けするという意味で使われています。お返しという意味はなく、身内や普段お世話になっている方々に贈るものです。しかし、最近ではもらった贈り物に対してお返しをするという意味で使われることが多いです。

ここでいくつか内祝いの種類も紹介しておきましょう。まずは結婚内祝い。結婚では披露宴や挙式自体がお返し代わりになるので内祝いを送る必要はありません。しかしこちらの都合によりお招きできなかった場合は内祝いとして半額程度を渡すのがマナーです。

次はここでも紹介している出産祝い。これは先ほども書いたようにお祝いをもらった方に送るのが基本的です。

他にも新築祝いや開業祝いで内祝いを送ることがあります。新しいお家を建てた時や開業した時にお祝いを貰った場合は、内祝いをするのがマナーです。

最後は快気内祝い。病気になった時にお見舞いをもらった場合は、退院後に1〜2週間で内祝いを渡します。

これらが主な内祝いを渡す機会です。それでは出産の内祝いで送る「のし」について紹介します。のしは贈り物に添える包装紙の事です。一昔前までは風呂敷包んで渡す習慣がありましたが、現在は包装紙が一般的です。

「のし」は地域によって少し差があるため、細かいルールはありませんが、シンプルなものが良いとされています。

 

表書きのマナーは?

のしを添える時には表書きのルールがいくつかあります。まずは赤ちゃんの名前は水引きの下に書き、上には「内祝」とだけ記しましょう。

赤ちゃんの名前が難しい場合や特別な読み方がある事も多いので、読み方をしっかりと書いておくのが大事です。

赤ちゃんの名前を書くのには理由があり、これは赤ちゃんから初めて「ありがとう」とお礼を伝える贈り物だからです。内祝いは赤ちゃんからのお祝いとなっており、赤ちゃんが感謝を伝える機会です。

また、赤ちゃんの名前を披露するという役割もあります。これを機に赤ちゃんの名前を一気に伝えることが出来るので、後から教える必要もありません。

実際に送る内容ですが、感謝が伝えられるものだったらどのような品でも良いです。菓子詰やタオルなど気持ちよく使ってもらえそうなものや、美味しく頂けるものもおすすめです。あまり難しく考えすぎずに、相手が喜んでもらえそうなのを送りましょう!

 

水引きはどれがいいの?

水引きは贈り物を結ぶ紙の紐のことを言います。内祝いのみならず、他のお祝い品にも必ず付いており、結び方や本数、色によって種類が異なります。

水引きの由来は遥か昔の飛鳥時代からで、中国の王朝に使者を遣わした時から贈り物に水引きが用いられていました。その時は麻ひもを使っており、現在は和紙を使用しています。

水引きの結び方は2つあり、蝶結びと結び切りです。出産の内祝いでは蝶結びが使用されております。蝶結びと結び切りの違いは、何度あっても嬉しい出来事と、一度きりの出来事という意味が込められています。出産や進学などは何度もあるものなので蝶結び、婚礼は一度のものとされているので結び切りです。

 

具体的なメッセージ内容

内祝いで送るメッセージカードにはいくつかのルールやマナーが存在します。

まずはお返しと書いてはいけません。お返しと書くと相手に良い印象を与えないですし、もらったから返すという義務的な感じになります。

次に赤ちゃんの話はあまり書かない方が良いです。書くなら一言や二言のみ。なぜなら赤ちゃんが授かれない人もいるので失礼な印象を与えてしまうからです。文面には感謝の気持ちを伝え、シンプルにまとめましょう。

更にいくつか書き加えると良いことがあります。まずは母子の様子について。元気に過ごしていることを軽く伝えましょう。また、最後に今後の支援をお願いする一言や、相手の健康を祈る一言を加えて完了です。

 

まとめ

いかがでしたか?
お祝いを送る事は何度もあっても、内祝いの経験が少ない人も多いのではないでしょうか?
今回は、メッセージの書き方や水引きについてなど内祝いにおけるマナーを詳しく紹介しました。

これから内祝いを送る機会がありましたら、ぜひ参考にしてみてください。