しじみのお味噌汁を美味しく作ろう!正しい砂抜きの手順と方法

しじみのお味噌汁を飲んで、ジャリっとした食感を感じたことはありませんか?

しじみの砂抜きは、美味しいしじみのお味噌汁を作るには欠かせない工程です。砂抜き済みの商品を使うことも出来ますが、他の貝類を扱えるようになるためにも、砂抜きの方法はマスターしておくと便利です。

今回は、皆さんが砂抜きマスターになれるようなポイントを整理しています。難しくはないので、是非こちらを読んでチャレンジしてみて下さい。

 

手順①砂抜き用の食塩水を用意

まずは、しじみを浸すための食塩水を用意しましょう。塩分濃度は、舐めてみて塩っぱいと感じるくらいが目安で、だいたい500ccのお水に大さじ1程度のお塩で十分です。食塩水の温度は出来るだけ15〜20度にするといいでしょう。よりしじみの活動が活発になり、砂抜きが成功しやすくなります。

 

手順②しじみを浸す

次は、しじみを作った食塩水に浸しましょう。食塩水の量はしじみが浸かるくらい、浸ける時間は最低1時間〜6時間程度が目安です。あまり食塩水が多いと、しじみが呼吸出来なくなってしまうので気をつけて下さいね。

しじみは水を吸うことで砂を吐き出します。ですので、個々が呼吸しやすいようにある程度のスペースを作ってあげることも、砂抜きには重要なポイントとなります。しじみにリラックスしてもらうためには、次のような方法があるので参考にして下さいね。

◯平たいバッドを使う◯

平たいバットは、しじみ同士が重なることなく、お互いのスペースを十分に確保しながら呼吸することが出来ます。吐いた砂をもう一度吸わないように、できれば網付きのバットを使うようにしましょう。そうすれば砂が勝手にバットの底に溜まっていきますので、食塩水を頻繁に変える必要がありません。

 

◯ボウルとザルを使う◯

もしバットをお持ちでない方は、ボウルとザルを重ねたものを使って下さい。この方法を使えば、バットと同じように砂抜き出来ます。

この時に注意して欲しいのが、あまり大量にしじみを入れないことです。先ほどもお伝えしたように、しじみには呼吸するためのスペースが必要です。人間と同じで、あまりぎゅうぎゅうに詰めてしまうと息が出来なくなってしまうので注意しましょう。

ボウルとザルの間に十分なスペースがあると、ザルだけを引き上げた時に、排出された砂を再度吸い込むことが防げるのでお勧めです。

 

手順③じっと待つ、そしてしじみを観察

食塩水に浸している間は、じっと砂が吐き出されるのを待ちましょう。しじみは暗い環境下に置かれると、より砂を吐き出しやすくなるという特徴があります。ですので、バットやボウルは新聞紙などで覆ってあげるといいでしょう。

そして、時々しじみの様子を観察して下さい。しじみには2つの管があり、1つは水を吸うため、もう1つは吸ったお水を排出するためにあります。もしこの2つの管が出ていれば、しじみがリラックスしている証拠なので砂抜きがうまくいくはずです。もし出ていない場合は、しじみの好む環境ではないので、食塩水の量などを調節してあげましょう。

ここで大切なポイント。観察しすぎはしじみにストレスを与えてしまうので控えましょう。しじみも生き物です。人間に接するようにしてあげると、その気持ちに答えて砂をいっぱい吐き出してくれるでしょう。

 

裏ワザでしじみの砂抜きを超時短!

「砂抜きが一瞬でできたら」と思ったこと、きっと何度もあるのではないでしょうか?最低でも1時間かかってしまうしじみの砂抜き。実は、たったの5分で出来る方法があるんです!これは、貝専門店からの直伝の裏ワザ。

この裏ワザに必要なのは「50度のお湯」です。食塩水ではないで注意して下さい。

やり方は簡単です。水道水でゴシゴシ洗ったしじみと50度のお湯を、通常の砂抜きと同じようにバットやボウルを使って浸します。5分ほど経つとしじみの口が開き、砂を吐き出していくので、その吐き出し具合を見極めて水揚げしましょう。

この方法は「50度洗い」と呼ばれている方法で、しじみだけではなく、あさりやハマグリなどの他の貝にも使うことが出来ます。お湯につけ始めて30秒くらいで砂を吐き出し始めます。カタカタっと刻みに動くしじみは、何とも可愛らしいです。

ポイントとしては、お湯の温度が熱くなり過ぎないことです。沸騰したお湯を使ってしまうと、しじみのだしが外に出てしまうので注意しましょう。

 

砂抜きマスターになって美味しいしじみのお味噌汁を作ろう!

しじみの砂抜きについていろいろと説明してきましたが、正直「これが正解です!」と言ったものはありません。人間と同じように、しじみにも大きさの違いや季節によっての好みがあります。

きちんと砂抜きするためには、基本の方法をもとに、しじみを観察しながら環境を整えてあげること。これが1番大事なポイントです。

皆さん、是非砂抜きマスターになって美味しいしじみのお味噌汁を作りましょう!

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